上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2009-10-16 [ Fri ]
民主党政権の概算要求問題でワイドショーがすっかり盛り上がっていますが、そんな世論をよそに、法務大臣の千葉景子は、予想通りその権力を利用した横暴に出た模様です。

国外退去処分の中国人姉妹に特別在留許可=千葉法相の権力の乱用、との批判も―日本華字紙

ここで問題にしたいのは、この大臣の「国家主権に対する意識」と「判決に対する意識」です。

(2)国家主権に対する意識
この大臣には、国家主権に対する意識の希薄さが目立ちます。希薄というよりもはや存在していないというべきです。

法務大臣の職務の中でもっともその意識が問われるのが、外国人の出入国管理、そして入国管理法・旅券法などの出入国関連法規違反への対応のあり方。これが甘いと、セキュリティーチェックが楽に抜けられるということで、国際犯罪組織がやすやすと国内に入ってきたり、ややもすれば国内にテロを呼びこみ、国民の生活基盤にまで影響を及ぼすことになります。もうひとつ、政府の役割というところでいきますと、これは「本国人の安全で安心な生活を守ること」ですから、外国人の入国・滞在をやすやすと許可していくことは、ややもすると本国人に不利益をもたらすこともあるわけです。だからこそ、外国人の出入国管理といいますのは、政府の自由裁量権の範囲内とされているのです。

さて、日本に入国してくる外国人といいますのは、通常ビザの発行を受けて、一定期間の滞在を認められた上で、日本にやってきます。そのビザの期限が切れれば、当然日本国内に滞在する権利はなくなり、不法滞在(旅券法違反など)が成立することになります。その不法滞在をなぜ犯罪とする必要があるかといいますと、外国人というのは日本以外に本国を持っているため、本来日本国政府の統治には服していないからです。日本国政府の統治下にない外国人が日本国領内にいることは、日本国政府の統治権を侵害することになりますので、ビザのない滞在を禁止しているというわけです。以上の原則に照らし合わせれば、特別在留許可だとか、ノービザ滞在だとかいったものは、国の統治権侵害を容認する、もっと平たくいえば統治権を放棄することになります。

以上の検討の上に、さらに今回特別許可を出したのが中国人であることも、政治学的角度から含めて考えると、国の統治権を放棄したうえ、さらに反日的性格の強い特定アジア人に滞在を容認したということは、国家主権の究極的な否定という考え方につながっていくのです。

(3)判決に対する意識
日本の裁判は、民事・刑事・行政ともに、基本的に3審制度を採り、真実の究明・真理の追究に多角的に取り組む制度設計がなされています。裁判の確定判決(最高裁判決と上訴されなかった判決)には「既判力」というものがあり、一定の期間を過ぎると、法秩序の安定性を保つため、その判決で出されたものを変更することはできないようになっています。

今回の事案は、最高裁まで争って結局国外退去処分になったものですから、これは確定判決です。3か所の裁判所が、連日連夜頭をひねって出した結論にもかかわらず、この法務大臣はその結論を尊重せず、あっさり在留許可を出したわけです。これは「裁判・判決をも軽んじている」というほかありません。
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://minami25603.blog115.fc2.com/tb.php/155-bbfd7fcf

 | HOME | 

2017-08

  • «
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 31
  • »

カウンター

プロフィール

布施 小路

Author:布施 小路
FC2ブログへようこそ!

クラシック・アナログ時計

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QRコード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。